「メルボルンで、もっと日本語の絵本に触れられる場所をつくりたい」
そんな思いから、メルボルン南東部 Bentleigh East にある自宅の一部をひらき、家庭文庫&ちいさな古本屋をはじめました。
子どもの頃から本が大好きで、1〜6歳の子ども3人のために趣味と実用をかねて集めてきた本は、気がつけば約3,000冊以上。せっかくなら、この本たちを活かして、もっと気軽に、もっと身近に日本語の絵本と出会える場所をつくりたい―そんな思いをあたため続け、2025年、ようやく一歩をふみ出しました。 POkkE文庫では、懐かしいロングセラーの絵本はもちろん、話題の新刊や歴史・異文化の本、語彙や方言など日本語そのものを味わえる本まで、さまざまなジャンルを取りそろえています。ローカルの図書館ではなかなか出会えない絵本や、日本から取り寄せる前に実物を手に取ってみたい新刊も、ゆっくり楽しんでいただけます。 また、家庭文庫としてだけではなく、少し変わった「日本語教室」のような感覚で、本を軸にした居場所としてご利用いただいたり、レンタルスペースのように思い思いに過ごしていただくのも大歓迎です。 日本語の本にふれる時間は、ことばの根っこを育むだけでなく、親子で分かち合い、やがて成長した後も安心して戻ってこられる思い出や居場所となってくれます。子どもたちにとっては、言葉の学びにとどまらず、歴史や文化、季節の感覚や心の景色を育むものだと、わが子の成長を見守るなかで、強く感じています。 そして、子どもたちだけでなく、私たち大人にとっても―懐かしい本に再会したときの安心感や、新しい物語に出会うワクワク が、毎日の暮らしに小さな灯りをともしてくれたらうれしいです。
「メルボルンで絵本や児童書といえばここ!」と親しまれるような、あたたかくて、わくわくする場所をめざしています。まだまだ小さな一歩ですが、ご協力やご意見、ご質問など、どうぞお気軽にこちらからお寄せください。
ご寄贈いただいた本は、文庫の蔵書や貸し出し用として大切に活用させていただきます。 すでに複数ある蔵書については、古本として販売させていただく場合もございます。受領後の取り扱いはPOkkE文庫におまかせいただく形となりますので、あらかじめご了承ください。 また、POkkE文庫のご利用料や古本販売によって得た利益は、すべて新し蔵書の購入にあてています。本の居場所を次へつなげられるよう、大切に活かしてまいりますので、どうぞ安心してお任せください。
現在は、個人のお客様への貸し出しは行っておりません(今後開始予定です)。
プレイグループやファミリーデイケアなどの子育てや教育に関わるグループの皆さまに貸し出しを行っております。ご利用を希望される場合は、代表者様よりこちらからご連絡ください。
おさんぽっけについて
オーストラリアの街角や公園にある小さな本棚で、誰でも自由に本を置いたり持ち帰ったりできる「街角図書館」、Street Library。 おさんぽっけは、POkkE文庫版のStreet Library。読み終えた本が、誰かの「読んでみたい!」と一緒におさんぽに出かけられるように、POkkE文庫がお手伝いします。 入り口近くに設置していますので、どうぞ覗いてみてください。
